ミドリタマゴヘビってどんなヘビ?
- 分類: ナミヘビ科(Colubridae)、タマゴヘビ属(Dasypeltis)
- 学名: Dasypeltis gansi
- 英名: Gans’ Egg Eater
- 和名: ミドリタマゴヘビ(ガンスタマゴヘビ)
- 体長: 50~100cm程度
- 食べ物: ミドリタマゴヘビは名前の通り、卵しか食べません!鳥の巣にある卵を見つけると、その卵を丸ごと飲み込みます。卵を壊すために特別な歯は持っていませんが首の中にあるトゲのような骨で卵の殻を割って中身を飲み込み、殻は吐き出します。
- 毒はない: ミドリタマゴヘビは、毒がないので人間には危険ではありません。また、攻撃的でもなく、臆病でおとなしい性格です。歯も無いので噛まれても全然痛くありません!

卵を食べるヘビの一例
どこに住んでいるの?
ミドリタマゴヘビは主にアフリカの熱帯雨林やサバンナに住んでいます。木に登るのが得意で、鳥の巣がある高いところでも、すいすい登って卵を見つけることができます。寿命はどれくらい?
- 飼育下での寿命: 10〜15年ほど生きます。もし良い環境とケアがあればもっと長生きすることもあります。
- 野生での寿命: 野生では天敵や食料の問題があるためもう少し短く、約5〜10年生きると言われています。
ミドリタマゴヘビの特長
- 体の色: 名前の通り、ミドリがかった色をしていることが多いです。これにより木々や葉の中でカモフラージュして、敵から身を守ることができます。
- 卵が大好物: 特に鳥の卵を食べるのが好きですが、ヘビの卵やトカゲの卵も食べることがあります。
- 卵しか食べないため、他のヘビのような攻撃性はなく、温和な性格です。人間には無害で、飼育下でも比較的扱いやすいヘビと言えます。
ミドリタマゴヘビを育てるには?
ミドリタマゴヘビを飼うためには、温かくて湿度が高い場所が必要です。卵を食べるので、定期的に新鮮な卵を用意してあげることも大切です。1. ケージの大きさ
- ケージの大きさ: ミドリタマゴヘビは木に登るのが得意ですので、高さのあるケージを用意します。縦60cm、横60cm、高さ90cmくらいが理想的です。登れる枝や木を置いてあげると、自然に近い環境を作れます。
- 蓋のあるケージ: ヘビは意外と力が強いので、しっかりと閉められる蓋が必要です。
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2. 温度と湿度
- 温度: ヘビは寒いのが苦手なので、ケージの温度を25℃〜30℃に保ちましょう。特に夜は寒くならないよう、ヒーターを使うと安心です。
- 湿度: ミドリタマゴヘビは湿度が高い場所が好きです。50%〜60%の湿度を保つために、毎日ケージに水を軽くスプレーすると良いです。
3. 卵の準備
- 食べ物: ミドリタマゴヘビは、小さな鳥の卵が好きです。鶏の卵は大きすぎるので、うずらの卵や、インコの卵がちょうど良いです。卵は週に1〜2個くらい与えます。食べ終わった後、卵の殻を吐き出しますが、これはヘビにとって自然な行動です。
4. 水
5. 照明
6. 床材
- 床材: 床には、ココナッツのチップや木の皮などの自然素材の床材を使うと、ミドリタマゴヘビが快適に過ごせます。また、湿度を保つのにも役立ちます。
ミドリタマゴヘビは、鳥類や爬虫類の卵を丸呑みし、脊椎で卵を押しつぶして中身を取り込み、殻のみを外へ吐き出します。また、威嚇動作として体を丸めて鱗を擦り合わせて音を出すことがあります。 ミドリタマゴヘビは、アフリカの一部地域で普通に見られる種ですが、その生態や特殊な食性から、野生での保護が必要とされる場合もあります。 このように、ミドリタマゴヘビは珍しい食性と性質を持った興味深いヘビで、観察や飼育の楽しみが多い生き物です。


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