マツカサトカゲの飼育方法のポイントや販売価格

Shingleback Lizard (Tiliqua rugosa) アオジタトカゲ属 (Tiliqua)
Shingleback Lizard (Tiliqua rugosa)
アオジタトカゲ属 (Tiliqua)
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マツカサトカゲ(Tiliqua rugosa)は、オーストラリア固有の爬虫類であり、頑丈な外見と鮮やかな模様が特徴的なトカゲで、体がまるでマツカサ(松ぼっくり)のようになっているんだ。だから「マツカサトカゲ」って名前が付けられたよ。体がゴツゴツしていて尻尾も短くて丸いんだ。 主に砂漠や草原地帯に生息しており、夜行性の生活を送っています。 餌としては昆虫や小動物を食べて、夏季は日中は岩の下や地中に潜んで過ごします。 マツカサトカゲの値段の相場60万円~120万円あたり

基本情報

  • 和名: マツカサトカゲ
  • 英名: Shingleback Lizard
  • 学名: Tiliqua rugosa
  • ニシマツカサトカゲT. r. rugosa・・・西部に分布。頭部が赤く発色する個体が多い
  • ヒガシマツカサトカゲT. r. asper・・・東部に広く分布。頭部や尾部が大きい。体色は黒い部分が多く橙色の斑紋が入る程度。
  • T. r. palarra・・・西部のシャークベイ周辺に分布。やや頭部が細長く白い斑紋が入る個体が多い。
  • T. r. konowi・・・西部のパース周辺とロトネス島のみに分布

どんなトカゲ?

マツカサトカゲは、オーストラリアに住むユニークなトカゲです。体が松かさのように見えることから「マツカサトカゲ」と呼ばれています。英語では背中が小石だらけのように見えるため「Shingleback Lizard」とも呼ばれます。
背中がとってもゴツゴツしてるね!

背中がとってもゴツゴツしてるね!

住んでいる場所

マツカサトカゲは、オーストラリアの乾燥地帯や砂漠地帯・低木林などに生息しています。暑い気候に適応しているため、乾燥した環境でも元気に暮らしています。

とくべつな特徴(とくちょう)

    1. ツルツルの舌: マツカサトカゲは青い舌を持っているんだ。これを敵に見せて驚かすことができるよ。
    2. ともだちと一緒に: マツカサトカゲはとても仲間思い。ペアになって一生を共にすることが多いんだ。
    3. 冬眠: 寒い季節はじっとして冬眠するよ。春になるとまた元気に動き始めるんだ。
青い舌を出してるね!

青い舌を出してるね!

仲間と、とっても仲良し

仲間と、とっても仲良し

性格

マツカサトカゲは、比較的おとなしい性格で驚くとすぐに身を隠します。また、他のトカゲと違ってマツカサトカゲは一生涯同じパートナーと一緒に暮らすことが多いです。

マツカサトカゲの家づくり

    • おうち(ケージ
      • サイズ: 大きなケージが必要だよ。最低でも90センチメートルくらいの長さのケージがいいね。大きければ大きいほど、トカゲも嬉しいよ。
      • 床材(ゆかざい): 床には砂や細かい砂利(じゃり)を敷くといいよ。これでトカゲが気持ちよく歩けるんだ。
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  • あったかい場所(温度)
    • 昼間の温度: 昼間は26〜32℃くらいがいいんだ。あったかいランプを使って、トカゲが温まれる場所を作ってあげよう。
    • 夜の温度: 夜は少し涼しくして、20〜24℃くらいにするよ。
  • しっけ(湿度)
    • 湿度: マツカサトカゲは乾燥した場所が好きだから、湿度は30〜40%くらいがいいね。
  • おひさま(照明)
    • 照明: トカゲも日光浴が大好き!UVBライトという特別なライトを使って、昼間に12時間くらい照らしてあげよう。
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おうちの中の設備

  • 隠れ家: トカゲは隠れるのが好きだから、木の洞(ほらあな)や人工の隠れ家をいくつかケージの中に入れてあげよう。
  • 水入れ: トカゲが水を飲めるように、ケージの中には新鮮な水を入れた容器を置いてね。水は毎日取り替えるといいよ。
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ごはん

  • 主食(しゅしょく): マツカサトカゲは、昆虫(こんちゅう)や果物(くだもの)、野菜(やさい)を食べるよ。特に野菜や果物を多くあげるといいんだ。
  • おやつ(サプリメント): トカゲの健康のために、カルシウムやビタミンのサプリメントをエサにふりかけてあげよう。

床材

  • 種類: 砂や細かい砂利、ココナッツファイバーなどが適しています。床材は定期的に交換して清潔を保ちます。

赤ちゃん

マツカサトカゲは卵ではなく直接小さな赤ちゃんを産むんだ。これを卵胎生(らんたいせい)って言うんだよ。 赤ちゃんはお母さんのお腹の中で育って、春に16cm程度の大きさの子が1~2匹くらいお腹から出てくるよ。

値段

マツカサトカゲは一般的に高価なペットとされています。市場価格は、個体の大きさや色・健康状態によって異なりますが、一般的には数十万円以上の価格がつくことがあります。

高額な理由

  1. 希少性
    • マツカサトカゲはオーストラリアにしか生息していません。野生からの捕獲・輸出は厳しく制限されているため繁殖個体の供給が限られていますがマツカサトカゲはショップへの入荷自体が稀です。この希少性が価格を押し上げる一因となっています。
  2. 繁殖の難しさ
    • 繁殖は容易ではなく成功率が低いことがあります。特に、健康な繁殖個体を維持するためには専門的な知識と経験が必要です。このような背景から繁殖された個体は高価になります。
  3. 需要の高さ
    • マツカサトカゲはそのユニークな見た目と穏やかな性格から人気があります。需要が高まることで価格も上昇する傾向があります。

IUCN 保護

マツカサトカゲは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストではLC「低危険種(Least Concern)」に分類されています。これは、まだ絶滅の心配が少ないという意味です。でも、私たちが自然を守ることで、トカゲたちの住む場所も守られます。

自然を守る大切さ

マツカサトカゲを含む多くの動物が住む自然環境を守ることが大切です。ゴミを捨てない、自然を壊さないようにするなど、私たちができることから始めましょう。自然を大切にすることで、他の生き物たちとずっと共存していくことができます。 穏やかでおとなしい性格をしているためペットとして飼育されることもあります。広いケージ、適切な温度と湿度、バランスの取れた食事、そして隠れ家や新鮮な水を用意して、トカゲが快適に過ごせるようにしてあげましょう。マツカサトカゲとの生活を楽しんでくださいね!

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